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Pokémon Bartleのすゝめ

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本記事は TapeStop100 Final Advent Calendar 2022 の2日目記事です

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皆さんこんにちは。

好きなゲームはポケットモンスター カレー作り、TP100のイカスミです。

 

ブログ記事を書くのは昨年のアドカレ記事以来らしいです*1

 

一昨年, 去年と本アドカレの2日目出オチ枠に寄稿してきました。
今年こそはその枠を譲るつもりでいましたが、なんやかんやで今年も寄稿することになり、急遽この記事を執筆しています。

 

さて、皆さんはポケモン、やっていますか?

先日発売されたシリーズ最新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は発売3日で国内405万本, 世界1000万本の爆発的ヒットを記録。この1,2週間は誰も彼もといっても過言ではないレベルで皆ポケモンをプレーしていました。

かくいう自分の周りも最近はSVの話題ばかりで、ポケモンというコンテンツの人気ぶりをひしひしと感じています。

 

そんなSVの波に乗って、自分もポケモンをやっていこうと思います!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Pokémon Bartleを!!!

 

 

 

 

目次

 

Pokémon Bartleとは

www.pokemon-bartle.com

 

所謂Wordle派生ゲームの一種です。10ターン以内に相手ポケモンのタイプ*2を当てます。注意書きにもある通り、存在しない複合タイプから出る場合もあります。

1ターン毎に以下のいずれかを行うことができます。

 

・1タイプの技で攻撃をする

他のWordleと異なる、このゲームの特徴です。1タイプ選び、そのタイプの技で攻撃します。攻撃の効きによって以下のいずれかが返されます。

⭕ → 効果抜群 (2倍 or 4倍)
⚪ → 効果普通 (等倍)
🔺 → 効果今一つ (半減 or 1/4倍)
✖ → 効果無し

2倍と4倍, 半減と1/4倍の区別がないことに注意。

 

・相手のタイプを予想する

タイプの組み合わせ全171通りから1つ選び予想します*3。Wordleと同じように、当たり方によって以下のいずれかが返されます。

⬛ → 正解と1タイプも被っていない
🟨 → どちらか1タイプのみ正解と被っている (正解が単タイプの場合、正解を含む複合タイプで予想した場合もこれになる)
🟩 → 正解と完全一致している (クリア)

タイプ予想から得られる情報量は少ないため、基本的に答えが絞れた状態で用いることになります。

 

Pokémon Bartleでは、Wordleと同じく1日1回お題が更新されるデイリーモードと、最大6手までノルマが厳しくなるチャレンジモードがあります。ノルマを除きルールはどちらも同じです。

余程沼ってもほぼほぼ10手以内には終わるので、6手以内を目標にやることをオススメします。

 

テクニックとか

ちゃんと研究したわけではありませんが、自分が使ってるテクをいくつか紹介します。

・抜群,今一つを起点にする

このゲームでは抜群や今一つとなるタイプが重要になってきます。理由は2つ。

1つは軸にして考えやすい点。当たり前ですが、あるタイプが抜群 (resp. 今一つ) であったとき、そのタイプが抜群 (resp. 今一つ) となるタイプのいずれかを含むことになります。全18タイプについて逐一考えるのに比べ、抜群, 今一つの数タイプに絞って考える方が圧倒的に楽になります。

 

この軸ではない

 

この軸でもない
本記事唯一の音ゲー要素

 

もう1つは候補を絞れる点。少し考えればわかることですが、あるタイプが抜群 (resp. 今一つ) であったとき、そのタイプが今一つor無効 (resp. 抜群) であるタイプは候補から除外できます。
これは裏を返すと、(ある程度片方のタイプが絞れていない限り) 効果普通であったとき、候補を絞れないことになります。

例えばノーマルで攻撃しても、岩鋼半減とゴースト無効以外は全て効果普通なので手がかりにはなりにくいですね。
一方、格闘は抜群5, 半減5, 無効1と範囲が広く、ヒントに繋がる場合が多いです。

以上の点から、範囲の広い(=抜群や半減が多い)タイプでなるべく攻撃するようにしましょう。ただし、残りの数タイプを抜群/普通/今一つで絞る状況などはこの限りでありません。

 

・初動は範囲を広く

Wordle系ゲームには初手固定派と自由派がいますが、いずれにせよ初動はなるべく範囲が広くなるように選ぶべきです。理由は前述の通り。

自分は地面格闘で初動を固定しています。範囲が広いのに加え、3手目に水か氷を選ぶことで格闘以外の17タイプを網羅できます。つまり3手目まで全部効果普通の場合、3タイプいずれかを相殺しているor格闘単タイプが確定します。

 

・n択になったとき

どちらかといえば確率論に近い話です。

残り2択まで絞れたときは当てに行きましょう。(最短1手,最大2手なので1手置くより確実に速い)

3択の場合も、当たるまでの期待値が2手なので当てに行っても問題ありませんが、1手置くことで確定になる場合や(残り3通りの組み合わせ次第で)2回予想以内に確実に当てられる場合があるので臨機応変に対応しましょう。

4択以上残っている場合は1手置いて絞りましょう。大抵の場合2手前後でクリアできるような選択肢になっているはずです。

 

 

実際にやってみよう

今回はチャレンジモードに適当な単語を入れて出てきたお題を3つほど解いていきます。目標は6手以内。

 

1問目

 

地面が普通、格闘が今一つと出ました。この時点で地面無効の飛行、格闘無効のゴースト、格闘抜群のノーマル, 氷, 岩, 悪, 鋼は候補から外れます。

格闘今一つから, エスパー, , フェアリーが候補に挙がります。

ページ下のメモを活用

毒は地面抜群なので草か虫との複合、虫は地面半減から炎か電気か毒との複合が確定します。エスパーとフェアリーは複合か単独かすらまだわかりません。

候補

  • 毒 - 草, 虫
  • 虫 - 炎, 電気
  • エスパー - ?
  • フェアリー - ?

エスパー/フェアリーの複合先(あるいは単タイプ)がわからないのと、毒と虫の複合候補に草と炎があるので試しにで攻撃してみましょう。

 

 

水が抜群と出ました。草, 水, 竜が候補から外れます。毒も上記いずれの組み合わせにも当てはまらなくなったので候補外になります。エスパー/フェアリーの複合先も絞れました。

候補

  • 虫 - 炎
  • エスパー - 地面, 炎
  • フェアリー- 地面,  炎

左側3タイプに注目すると悪で1つに絞れそうです。複合先はいずれも悪等倍なのでで攻撃しましょう。

 

 

悪が普通と出ました。よって虫で確定するので虫・炎が答えです。

 

 

 

2問目

 

地面, 格闘, 水が普通です。こうなると格闘単タイプの可能性があります。

安全策で格闘単タイプを確かめてもいいですがここは攻めてみますか。

 

 

格闘単タイプではありませんでした。

実のところ、自分の中で打開策が固まっていないのでこうなると沼る可能性が高いです。とりあえず適当にで攻撃してみます。

 

 

偶然今一つでした。初動3手のお陰で相当数絞れます。*4

候補

  • 炎 - 草
  • 水 - 地面
  • 電気 - 草
  • 鋼 - 虫

あいにく抜群・普通・今一つ・無効に分けてくれるタイプがありません。が良さげでしょうか。

 

 

運良く今一つだったので水・地面で確定しました。1手オーバーしてしまいましたがこのお題なら耐えたほうです。

 

 

3問目

 

地面普通, 格闘抜群です。格闘半減以下が候補から外れます。後者の情報を軸に候補を絞りたいところ。ノーマルが残ると厄介なのでゴーストで攻撃してみます。

 

 

今一つでした。ノーマルが候補から外れます。残った中で当てはまるのは悪しかないので片方がで確定します。
悪は地面等倍なので、地面等倍以外の候補も除外されます。

 

 

残ったタイプ*5を見るに、で攻撃すればどう転んでも2択に絞れそうです。

 

 

今一つでした。よって悪・水悪・氷の2択です。

このような2択になった場合はもう当てに行きましょう。

 

 

運勝ちしました。外れてたとしてもちゃんと6手に収まりましたね

 

 

終わりに

 

いかがでしたか? (4年目のノルマ達成)

 

ポケモンのタイプ相性は複雑です。

DS以来久々にポケモンをやる方の中には、XYでのフェアリー追加や鋼の耐性変更を知らなかった人もいるのではないでしょうか?

かくいう自分も毒が岩やゴーストに半減されるなどタイプ相性がいくつか頭から抜け落ちていました。

 

今回紹介したPokémon Bartleは複雑なポケモンのタイプ相性を理解するのにうってつけのゲームです。

簡単な論理パズルとしても楽しいので、是非とも今日のデイリーから始めてみてはいかがでしょうか?

 

それではまた、12/23にとっておきの記事でお会いいたしましょう。

残りのアドカレ記事もお楽しみに!

 

 

 

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自分もいくつか合作してます。いっぱい遊んでください。

 

 

TapeStop100 Final Advent Calendar 2022


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長文になりそうだけど別にブログに書くほどの内容じゃないしな…というわけでポケモンSVの感想をこのチラ裏に書きます 文句から先に書くと、まず処理落ちが酷い。 特定のエリア付近(特にカラフシティ)に行くとフレームレートが半分くらいになってる感覚で、プレーに影響を与える水準の酷さ。 それとエラー落ち。幸い、自分はクリアまでに1回しか遭遇しなかったもののマルチプレイ中に相手や自分が落ちることが多かった。流石にこれはアプデで修正してほしいなあ… その他、ボックスの重さ、ショップの品揃えがまちまちで買うのが面倒、カメラワークとか、挙げればキリがない程細かいところで不親切やデバック不足を感じるところが目立っていました。 さて、これらの問題点を踏まえた上で、SVに対する自分の感想としては「ポケモンシリーズ最高の作品」です。本当に、本当に素晴らしかった。 当初は完全オープンワールドポケモンの相性を疑っていましたが、いざ蓋を開けてみればオープンワールドの探索の楽しさとより進化したポケモンの表現のダブルパンチで進行が楽しかったです。 アルセウスポケモングラフィックも大変良かったのですが、それと同等かそれ以上に表現に磨きがかかっていました(モデルとゲームエンジンが共通しているのでそれはそうなのだが)。剣盾と比べれば変化がより一層わかることと思います。モフモフした毛とメタリックな表面を見比べるだけでも良さを感じられます。寒冷地に長時間出すと毛先が凍るなど細かい表現にも感動しました。 近年の傾向である人間キャラゲーとしてのポケモンと、従来の動物キャラゲーとしてのポケモンが上手く両立していたことも評価すべきでしょう。アカデミー内のイベントを通してキャラの濃い教師陣の一面を垣間見ることができる一方で、これまたキャラの濃い新ポケモン達も登場します。どちらも見てて飽きなかったです。 パルデアの世界観や謎を解明する楽しさもありました。プレイヤーは図書館, 授業, 各地のNPCなどから様々なストーリーのヒントを得られます。それらを考察しながら、ストーリーを進めてどのように着地していくのかが楽しみで仕方なかった。 ユニオンサークルは神機能です。今作はこれを活用することでなんと御三家と準伝説・伝説以外のほぼ全てのポケモンを自力入手(自分が親として捕獲できるの意)できます。その過程で他人の戦闘の様子が見れるので、通話しながらワイワイ楽しめるんですよね…本当に楽しい 色々と挙げてきましたが、自分が本作で最も評価したいのはストーリーです。間違いなくポケモンシリーズで一番面白かったといっても過言ではありません。 ダイヤモンド・パールという作品をご存知でしょうか。あのBDSP(とかいうのまだ許してないからな)でリマスターされた第四世代のポケモン作品です。この作品で最も重要となるのがテンガン山です。ストーリー中何度も通過こそすれど詳しい探索はできないこのスポット。ストーリーを通して徐々にカギとなることが判明していき、終盤でいよいよ最深部へと突入。厳しさと神聖さが混ざったBGMを背景に辿り着いた槍の柱にてギンガ団との決着、そしていよいよパッケージ伝説ポケモンとの邂逅。このように、テンガン山がストーリー序盤から認知でき存在感のある場所ながらすぐには全貌が見えず、終盤にてストーリーの伏線や重要局面と共に明かされるという完成度の高い演出になっています。 自分はSVをプレーし、ダイパと構図が似ていると感じていました。パルデアの大穴という広大なエリアが最初から提示されておりながら、探索することはできず終盤まで謎のエリアとして存在します。しかしストーリーを進めるごとにテラスタル, コライドン/ミライドン, 博士, 謎のポケモンといった主要要素が全てパルデアの大穴につながっていることが判明していきます。そして全ルートをクリアすることで各ルートのキーパーソンと共にいよいよ大穴内部・エリアゼロへと突入。楽園のような白い光が差し込む神聖な景色が広がりつつも、BGMやパラドックスポケモン達がそこはかとない不気味さを演出します。下へ歩を進めるにつれ明かされるエリアゼロの真実、 そしてついに到達した最深部・ゼロラボの最下層。目を奪われる程輝かしい結晶に囲まれた空間に鎮座するタイムマシン、それらを表現したかのような屈指の神BGMが流れる中繰り広げられるのは、強大な古代/未来のポケモンと現在のポケモン(まあこっちも使おうと思えばパラドックスポケモン使えるけども)によるパルデアの未来をかけた戦い。そして楽園防衛プログラムとの最終決戦の結末、 ここの演出があまりにも素晴らしすぎてプレー中ずっと鳥肌が立ちましたし、余韻で丸1日動けませんでした。本当にすごかった。 過去と未来というテーマの元、パケ伝からパラドックスポケモン、博士といった物語の根幹が統一されており、今までで一番、バージョン分けに意義を感じた作品でした。 ストーリーに意図された穴が残されているので、DLCかマイチェンでそこが明かされるのを楽しみにしています。バグも直ってくれたらいいな くれぐれもXYよろしく次世代に持ち越すようなことにはなってほしくない

*1:これは嘘で、EÜST’ブログにあんな記事こんな記事を寄稿しています

*2:特性や道具などは考慮しない

*3:複合タイプの順番は考慮しなくてよい

*4:格闘以外はこの3手のいずれかが抜群or今一つなので、そこを起点に候補が決まる

*5: