ソウルとかイカスミとか名乗ってる人が書きたいことを書きたいときに自由に書いてるブログ

大学の教養科目

大学には入った学部学科の専門科目の他にいわゆる教養科目の履修・単位取得が必須になっている場合があります。

 

実際、自分の大学でも教養科目があり、英語や二外,人文系科目などの共通科目と学部教科に当たる専門基礎科目があります

 

今回自分が言いたいのは、「教養科目は要るのか?」というお話です

 

 

自分の所属は理学部数学科で、理学部では専門基礎科目に数学二種類と物化生(物理,化学,生物),実験があります

 

自分が言いたいのは、物化生の履修が数学科に要るのか、ということです

 

確かに、国からの大学への予算は限られています

数学という分野で予算を取るには、そういった物化生への活用を示さなければいけない一面もあるので、一概に物化生を取っ払うべきだとは思っていません

 

ですが、物化生の履修で数学の勉強時間が圧迫されているのも事実です

 

自分の場合、前期は数学4コマ,物化生各1コマ,実験3コマ,教職5コマ,その他教養8コマの計23コマでした(物生落単したのは内緒)

周りに聞いても、週20コマを超える人が大半でした

 

さて、ここで本題に戻ります

「教養科目は要るのか?」とりわけ、「物化生が数学科に要るのか?」という話でした

 

ただ単に専門科目の勉強時間が圧迫されているなら、共通科目を無くした方が手っ取り早いです

今後必要になる英語(2コマ)を除いても6コマ分あり、単純な数の比較でも物化生をなくすよりコマ数は削れます

 

それでも自分がそれを言いたい理由は、数学の違いにあります

 

端的にいってしまうと、数学の数学と物理や化学の数学は違うものです

 

例えば、物理では基本的に微分方程式微積分などの数学的事項はその場その場で軽く説明するだけで講義は進行します

しかし、数学は本来厳密な論理により進められる学問です

 

物理が、数学がわからないできない、というのであればその部分の数学を勉強すればいい話です

ですが、そこでいい加減に(物理の単位を取るためだけに)理解してしまうと、後から数学で本質を学ぶ妨げとなると感じています

 

つまり、数学をやることを前提に物理の単位を取ろうと思うと、数学をちゃんと一からやる必要があります

 

しかし、週20コマを超えているとその勉強時間も長くはありません

数学の学習が間に合わないうちに様々な教科の試験やレポート提出が迫ってしまい、身動きが取れなくなってしまいます

 

今の自分が半ばその状態に陥っています

 

 

さて、長々と書き連ねてしまいましたが、要はこういうことです

  • 数学をやる身として、如何なる形であれ数学を蔑ろに学習することはできない
  • 結果、時間が足りず他の教養科目などで手が回らなくなる
  • ならば、教養科目や、はたまた原因となっている物化生を削った方が良いのではないか

これが私の意見です

 

勿論、こんなものは自分の能力が低いからだと言われてしまうと何にも言い返せません

ですが、専門科目の学習時間を確保しようとすると、教養科目の存在はそれを非効率的にしているのではないでしょうか

 

 

ここまで自分の拙い持論・文章を読んでくださりありがとうございました

 

気が向いたらまた別のテーマで自由に書いていきます